中国映画ロケ地ガイド > 山西省・壺口瀑布
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山西省・壺口瀑布


『炮打双灯(哀憐花火)』:1993
『黄河絶恋』:1998  等

山西省と陝西省の省境にあるこの滝は、黄果樹瀑布についで中国で2番目、黄河ではもちろん最大の滝。日本ではあまり知られていない観光地だが、中国では『黄河絶恋』のロケに使われてから有名になった。

黄河の大瀑布

壺口瀑布とは、数百メートルあった黄河の幅がここで急須(中国語で茶壺)の注ぎ口のように狭まり、激しい滝になることからその名がついたという。黄河が水上交通でにぎわっていた時代、ここは唯一の難所だった。船を乗り換えざるをえないため、舟屋や積み下ろしの人夫でこの辺りは大変にぎわっていたというしかし時代の変化とともに船の需要は減り、壺口瀑布も人々の心から忘れられていた。

滝のしぶきにも黄河特有の土砂が多く含まれる 右岸が山西省、左岸が陝西省

90年代になっていくつかの映画がここで撮影され、また2000年からは観光ブームに乗って旅行者がやってくるようになる。2002年には江沢民が陝西省側から、朱榕基が山西省側からこの滝を訪れ、観光開発を指示した。現在はホテルや道路の建設が進み、変なモニュメントや不似合いな建物がつくられている。観光汚染はここでも深刻だ。

窰洞(ヤオトン)に泊まる 

このあたりの特徴的な家屋といえば、なんと言っても窰洞。山をくりぬいただけの横穴式住居である。
かつて荷物運びの人夫をし、今は観光客相手に民謡を歌っているひとりの老人の家に泊めてもらった。数百年の歴史があるという古い窰洞だ。10月になると外はだいぶ冷えるのだが、穴の中は暖かい。老人は「この土地には窰洞が合っている。金があっても家を建てる気はない」という。
だが黄土高原の生活はやはり厳しい。生活用水は2キロ離れた泉まで汲みに行かなければならない。目の前に大河が流れていながら、水不足に悩んでいるとは皮肉なことだ。

瀑布近くの窰洞は宿泊施設として利用可 窰洞内部 慣れないと少し気持ち悪い

黄河の水量は季節の変化が著しい。春は水が少なく滝の幅は数十メートルだが、8月前後は数百メートル(そのときの上流は川幅数キロ)になる。また冬は厳しい寒さのために凍り付いてしまう。ダイナミックな滝が見たいなら8月がお勧め。
黄河の断水現象は、ここでは無いらしい。
  
 旅行指南 (2004年10月現在の情報)
場所 山西省・吉県
交通 各都市→臨汾駅(列車)
臨汾バスターミナル(駅のそば)or尭廟交站(駅から11路バスで終点)→吉県(バス 4時間/17元)
吉県→壺口瀑布(タクシー 1時間/1人40元) バス(1.5時間/10元)もあるが、本数が極めて少ないうえ、降りてから3キロ歩く
料金 入場料37元
別料金(10元)の龍洞という滝見スポットあり
宿泊 窰洞に泊まる場合、宿泊代や食事の有無は交渉次第(素泊まり10元、食事付き20〜30元が相場らしい) 滝の近くで土産を売っている人たちに聞くと宿主を教えてくれる。
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