中国映画ロケ地ガイド > 湖南省・王村
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湖南省・王村


『芙蓉鎮』(1987)


80年代の名作『芙蓉鎮』の舞台となった王村。かつては少数民族・土家族が暮らす静かな村だったが、映画とともに有名になり、今や湖南省でも有数の観光地となった。

芙蓉鎮は今

長時間ローカルバスに揺られて王村にたどり着いた人は、それまでの農村風景とは打って変わって、ホテルやレストランが立ち並んでいる姿に驚くことだろう。近年中国では“古鎮ブーム”が起こっていて、そのため有名な山村が急激に観光地化している。
姜文たちが掃除していた石畳 集会が開かれた広場は鎮政府前

残念ながらここ王村もそうした観光地のひとつである。撮影が行われたのは今から20年も前のことだし、当時の姿そのままが見られると思ったのは期待のしすぎだったようだ。だが近代化する村の中にも、映画と同じ風景を見つけることは出来る。
米豆腐を食べる 

『芙蓉鎮』といえばなんといっても米豆腐だろう。映画を見ているとなんだかやたら旨そうで、無性に食べたくなったのを覚えている。
現地にはいたる所に米豆腐屋があるのだが、一番惹かれるのは映画に出てきたあのお店。なんと映画と全く同じ姿で営業している(一番上の写真)。これには感動。
米豆腐一杯2元 隣にはシャレで国営飲食店が

さっそく米豆腐を注文。しかし店のおばさんは、おまけしてくれるどころかひどく無愛想。話しかけてもほぼ無視。やはり劉暁慶のようにはいかないのか。しかも昼飯時だというのに客はまばら。これなら隣の国営店にも妬まれまい。まあ、味は悪くないのだけれど・・・。
それでも芙蓉鎮は健在

さて、それでは王村に行く価値が無いかというとそうでもない。実は観光開発されているのは“観光客が行きそうなところ”だけなので、地元の人の生活する空間には依然として当時と変わらない美しい村の姿があるからだ。それに触れたとき、きっと心の芙蓉鎮に出会うことができるだろう。

時代は変われどスローガンは健在 王村全景
猛洞河は交通の要 素朴な暮らしを続ける地元の人たち
  
 旅行指南 (2004年4月現在の情報)
場所 湖南省西部・永順県王村
交通 1.上海・北京・広州など張家界飛行機) 張家界市バスターミナル→吉首行き
  
王村入口で途中下車(90分 26元) 徒歩15分
2.各都市→吉首駅(汽車) 吉首バスターミナル→王村(バス60分 15元)
3.各都市→猛洞河駅(汽車) 遊覧船乗り場→王村(遊覧船2時間) 夏季のみ
料金 入場料などは特になし
レストランは比較的安価(但し不潔)
情報 王村で猛洞河筏くだりなども可。料金は交渉次第。
宿泊施設は多いがあまり良くない。
一般的には張家界(武陵源)や鳳凰(吉首近くの古城で中国人の間で人気)と絡めて観光することが多い。
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