映画レビュー > 『紫蝴蝶』 >仲村トオル トークショー
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『パープル・バタフライ』 仲村トオル トークショー
[2005.11.12 新宿武蔵野館にて]


11月12日『パープルバタフライ』公開にあわせ、主演した仲村トオルを迎えてのトークショーが新宿武蔵野館で開催されました。
撮影中のエピソードや、共演したチャン・ツィイーの人となりがわかる話など、とても興味深い話を披露してくれました。
>ロウ・イエ監督がどうして仲村さんを起用したかご存知ですか?
いえ、いつも仕事を請ける時に、なぜ起用されたか聞くことはないので。
>実はロウ・イエ監督に聞いたんですが、『東京攻略』に出演されていた仲村さんを見て、伊丹のイメージにぴったりだと思ったそうです。
へえ、そうだったんですか。知らなかったです。どんな仕事もやっとくもんですね。
『東京攻略』の話が来たときは、3日間くらいで撮影が終わって、出番は少ないけど印象に残る役だからと言われて引き受けたんです。実際には10日くらいかかりましたけど(笑)。
でもそれが『パープルバタフライ』出演のきっかけになったなら、やってよかったですね。

>撮影にはどれくらいかかりましたか?
二ヶ月くらい。2002年のワールドカップサッカーの頃です。上海のほかにも撫順、長春で撮りました。
>中国語で苦労したことは?
アイウエオの5つの母音と、カキクケコとかの日本語の発音で考えようとすると、どうしても発音できない音があって、こっちはその通り発音してるつもりでも、違うと言われるんです。それが越えられない高く厚い壁でした。
最初の台詞が「明天見(また明日)」だったんですが、それを言ったときはみんなが「聞き取れた」ってホッとしてました。
>チャン・ツィイーからも教わったりしたんですか。
彼女から言葉はあまり教わらなかったです。でも、最後のダンスホールのシーンで「跳舞[口巴]」という台詞を言ったときは、すごく上手くなったと褒められました。
>彼女はどんな女性ですか?
彼女が仕事で日本に行ったとき、紙麻雀を買って帰ってきたんです。それをみんなでやろうと言うんだけど、自分はやらないんです。でも「ルールは私が決める」と言って仕切ってました。
帰国前に撮った最後のシーンでは、彼女は風邪を引いて熱を出してたんですが、全然気づかないくらい普通に演技をしてました。プロ意識の高い女優ですね。
>ハプニングもあったとか。
古い鉄工所での撮影で、踏み切りを待つシーンがあって、エキストラのほとんどは鉄工所の職員だったんです。
監督は、踏み切りは閉まっているけど、何人かは待ちきれなくて渡るという指示を出したんですが、エキストラはみんな設定を無視してチャン・ツィイーに向かって走っていってしまったんです。400人くらいがチャンツィイー目掛けて走っていって、彼女は押し倒されて大変でした。
それを見た工場の人事課長さんが怒って、みんなを殴ってました(笑)。


重たくて、暗い雰囲気の映画ですが、撮影中はみんなで民家に入ってワールドカップを見るなど、楽しい雰囲気だったようです。監督や劉Yとカンヌに行ったことなども楽しげに語る仲村トオル、この映画に参加できたことを心から喜んでいるようでした。
[2005.11.13]
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