映画レビュー > 向日葵
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向日葵  [英題:Sunflower]
向日葵
*スタッフ*
監督:張楊
脚本:張楊、蔡尚軍、霍マ
撮影:杜可風
美術:安賓、黄新明
録音:武拉拉
作曲:林海
*キャスト*
孫海英
陳冲
劉子楓
王海地
張[王月]
李濱

梁静

出品:中国電影集団北京電影制片厂
    FORTISSIMO FILM SALES
    北京命之作影視文化発展有限公司

公開2005年10月
*ストーリー*
張楊監督が自分の父にささげる、父と息子の思いを描いた半自伝的映画。

1976年、ある小学生の家に男(孫海英)が現れる。文革で6年間強制労働させられていた画家の父親が帰ってきたのだ。少年はなかなか馴染めず、「パパ」と呼ぶこともできないぎこちない日々が続く。父は息子に絵画を学ばせようと、半ば強制的に毎日絵を描かせ始める。折りしも世の中は、毛沢東の死、四人組の逮捕と、激動の変化を予感させる出来事が起こっていた。
*感想*
監督の実体験にもとづいているだけあって、とてもリアルで説得力があります。少年期から、青年期、成人期にわたる物語は、その時代の雰囲気もよく出ているし、主人公を演じる俳優たちの感じもよく似ているので、見ていて違和感を感じることもありません。
この映画はひとりの少年の成長というだけでなく、北京の風景の急激な変化、地域社会の変動といった、現代中国の激動の歴史そのものです。それが今の中国人なら誰もが経験してきたことであるだけに、この映画は見るものに強い共感を与えるのです。
四合院での暮らしを映す映像、役者の演技、キャスティング、ひとつひとつにこだわりが感じられる、丁寧に作られた作品。これまでの張楊監督作品のなかでも秀作といえる一本です。
[2006.1.29]
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