 |
 |
|
『無窮動』の上映終了後に行われた寧瀛監督とのQ&A。これまでの作品と違い、会話だけで現代女性の精神世界を描こうとした意欲的な作品。監督がその思いを語ってくれました。
■キャスティングについて
琴琴役の李勤勤以外、すべて素人で私の友人の女性達です。彼女達の存在が私の創造意欲を刺激し、この作品ができました。みな個性の強い、今活躍している人たちです。
彼女達はある世代を代表しています。それは突然消費主義に変わった今日の中国で、経済的なこと、金銭に興味を持ち、ちょっと心の表面を掘れば、タブーの領域をもっている世代です。彼女達はみな官僚の子弟や留学帰りなど比較的地位の高い人たちですが、彼女達のような人々の下にあるものを描きたいと思いました。
■ラストシーンについて
この映画はやや象徴的な方法をとっています。
登場人物の中で、拉拉は物質社会に遠い、精神世界に生きる人です。こういう人は、今の世の中では活きにくく、狂気の世界でなければ生きていけないんです。
私は、映画の結末はとても大事なものだと考えています。最後のシーンでは、誰もいない新しい道を女性達が歩きますが、これはひとつの疑問を投げかけています。古い家のない、新しいものばかりの道は今の中国をあらわしています。物質がすべてなのか、中国人の記憶も古い家とともに消えているのではないか、ということを問いかけたいのです。
■映画のテーマについて
(今回の作品のテーマはこれまでと違うようだが、という質問に対して)
基本的には映画のテーマは昔から変わっていません。この15年間に、中国は大きな変化をとげてきました。私は、中国の変化に合わせ、その時々でいつも深く感じたことを映画にしています。
『無窮動』は来年の3月8日(3.8婦人節)に中国各地で同時公開されることが決まっているそうです。
現代女性の心理に鋭く迫ったこの作品に、鑑賞した人の中からは、素晴らしかったという声も上がっていました。
|
|
|
|