上海国際映画祭レポート > 現地レポート6
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それでも楽しみもある
 前述してきたように、問題だらけの上海国際電影節ではありますが、それでもこれほど中国映画を身近に感じられる機会もあまりありません。

 廊下で王志文とすれ違ったり、前の列に何平が座っていたり、『狗小的自行車』のときには隣に監督が座っていて「ペン落としたよ」「あ、どうも」なんて会話があったり、こんなことだけで急に映画が身近になったような気がするものです。
 エレベーターで陳凱歌と一緒になったときは、思っていたより大きくてオーと思ったり、審査員なのにTシャツと短パンという軽装なのに驚いたりもしました。
 普段はお目にかかれない著名映画人が、すぐその辺にいて意外な一面が見られたりするのは、やはりワクワクするものです。それに、中国人は押しなべて気さくな人が多いですから、上映後に監督を捕まえて話しかけても、とてもフランクに会話ができたりします。
 少ないとはいえ、中には面白い映画もあるし、そんな映画に出会いえたときは無上の喜びがあったりもします。
 今後、もう少し改善があれば、楽しい映画祭になることでしょう。国際的に通用する映画祭になるように、期待したいものです。
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