中国には北京大学生電影節や長春電影節などいくつかの映画祭がありますが、どれも中国国内の映画を集めたもので、国際映画祭と呼べるのはこの上海国際電影節のみ。
1993年に始まったこの上海国際電影節は、世界規模の映画祭を作ろうと政府が主体となって、まずそのための映画館造りから始めたほど、中国のメンツがかかった政治色の強い映画祭です。当初は2年に1度でしたが、第6回から毎年行われるようになりました。2003年にはSARSで中止になったこともありましたが、今年で10回目を迎える恒例のビッグイベントです。
メイン会場は上海影城。上海で最も賑やかな場所のひとつである徐家匯から歩いて30分ほどの、交通の不便なところにあります。ホール数は8つあり、収容観客数は上海一。普段はガラガラなこの映画館は、まさに上海国際電影節のためにあると言えます。
上海影城のほかにも、上海全域の映画館で上映が行われ、2007年の会場数はなんと21ヶ所。ほぼ上海のすべての映画館が会場になっています。
上映本数は300本以上あって、中には短編も含まれるものの、それでもすごい数。そのうち中国映画は40本程度なので、いかに国際色豊かな映画祭かがよくわかります。
オープニングセレモニーには内外のスターが集まり、テレビ中継されるほど賑やか。今年はマギーチャンや周杰倫、シャロン・ストーンなどもやってきて、盛り上がりをみせました。
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