映画レビュー > 十三[木果]泡桐
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十三[木果]泡桐  [英題:Thirteen Princess Trees]
*スタッフ*
監督:呂楽
脚本:呂楽
撮影:ミュー・ウェイ
美術:チャオ・アンチー
録音:ウェン・ポー
音楽:リウ・ソラ
*キャスト*
劉欣
段博文
チャオ・メンチャオ
ワン・チン
チョン・ピン
出品:北京紫金長天伝播文化有限公司
    長春電影制片厂
公開2006東京国際映画祭コンペティション
   (審査員特別賞受賞)
邦題:十三の桐
*ストーリー*
受験、家族、恋愛、さまざまな不安と衝動の中で揺れ動く高校生たちの葛藤。

90年代末の四川。泡桐樹中学(高中)に通う何鳳(劉欣)は、ナイフを愛する男勝りの女子高生。両親は離婚し、暴力的な父親と二人で暮らしている。だが仲間には恵まれ、ボーイフレンドの陶陶(段博文)らクラスメートたちと楽しく過ごしていた。ところがそんな彼女のクラスに新しい担任と転校生がやって来てから変化が起こる。担任は若くて美しいが厳しい女性教師(チョン・ピン)。転校生は19歳で粗暴な包京生(チャオ・メンチャオ)。
ある日、包が級友を恐喝していることを知った陶陶たちは、包への報復を試みる。

*感想*
鬱屈した日々を過ごす不安定な高校生たちの心情を見事に描写しています。ボーイッシュな劉欣が何鳳役を好演。監督は彼女のためにかなり脚本を書き替えたというほど、彼女なしでは成立しなかった作品です。結末にはやや不満を感じましたが、全体的に評価すればなかなか良い作品。
陶陶と担任の間に禁断の愛があることを感じさせる場面がありながら、(恐らく検閲のために)省かれています。しかし描写せずとも、それとわからせてしまう呂監督の表現は上手いです。
タイトルの十三についてなど、作品の中では触れられていない部分が多く、説明不足を感じさせるところもありました。

[2006.10.29]
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