 |
『結果』の上映前に、監督、脚本家、出演者による舞台挨拶が行われました。

左は主役を演じた廖忠。この映画を撮るまでは全くの素人でしたが、今は俳優という仕事にとても興味があるそうです。真ん中は男を捜しつづける女を演じた徐百卉。綺麗な女優さんです。右は男をかくまう女を演じた黄夏夕。大胆なシーンもありますが、いつもの自分とは全く違うという大学3年生です。 |
『結果』の上映後には、章明監督と脚本の海個による観客とのQ&Aが行われました。

かなり冒険をしている作品だけに、観客の反応が非常に気になるという章明監督は、率直な意見を求めていたようですが、観客からはあまり活発な質問は出てきませんでした。
■撮影はどのように行われたのか。
章明)予算のこともあり、撮影は短期間で済まさなければなりませんでした。
この映画は18日間ですべての撮影を終えています。
話は前半と後半で2つに別れていますが、撮影は同時進行で行われました。
■脚本について
海個)元々は、1人の男と1人の女の話でした。それが、出演者がひとり加わったことで男が2人になり、脚本を2人の男と1人の女の話に変えました。
■黄光亮のキャスティングについて
章明)最近の中国映画の大きな変化として、香港の俳優が大陸の映画に出たり、大陸の俳優が香港の映画に出たりしてます。この映画では、出資者の意向で香港の俳優を使うことになり、黄光亮にオファーしました。
妊婦を主人公にした話だと聞き、彼は喜劇だと誤解してこの仕事を請けたようです。
彼は喜劇やギャング映画に出ていた俳優で、芸術映画にはなじみが無かったこともあり、当初はあまり上手くいきませんでした。でも、徐々に納得してくれたようでした。
■一人っ子政策との関連
(妊婦というテーマと一人っ子政策は関係あるのかという質問に対し)
章明)今の中国は、一人っ子政策が始まって20年以上になります。昔と違い、親戚も少なくなるし、人間関係においても今の子供とは世代の差が非常に大きいです。脚本を書いた海個は83年生まれで、彼女も一人っ子だし、舞台挨拶に出てきた出演者すべてが一人っ子です。
この映画と一人っ子政策とは直接的な関係はないですが、中国は他の国と違い、人工中絶を公に認めているので、映画に出てくるような中絶の手術が簡単に行われています。
|
あまり理解がしにくい作品だけに、何をどう聞いていいかわからないという感じのQ&Aでした。
章明監督はまだ3本目とはいえ、電影学院の教授も務めるほどこの世界ではベテラン。それが若干22歳の脚本家と組んでいるというのがなんとも驚きでした。
|