映画レビュー > 馬背上的法庭
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馬背上的法庭 [英題:COURTHOUSE ON THE HORSEBACK]
*スタッフ*
監督:劉杰
脚本:王力扶
撮影:張皓
美術:曹佳安
編集:廖慶松
*キャスト*
李保田
呂玉来
楊亜寧
出品:北京博尚文化伝播有限公司
    
北京児童芸術劇院股分有限公司
    北京華文経典影視文化発展有限公司
公開2006年10月
*ストーリー*
雲南西北部の山間部を馬で移動する巡回裁判所の裁判官たちの姿を描くヒューマンドラマ。

ベテラン裁判官の老馮(李保田)、今回を最後に引退する老楊(楊亜寧)、新人で結婚を間近に控えた阿洛(呂玉来)の3人は、馬に荷を積み、徒歩で山奥に住む少数民族の集落をまわるという任務についていた。各集落で青空裁判を行い、住民たちのさまざまな争いを仲裁する。
老楊の地元であるモソ人の集落に滞在していたとき、彼らの馬が何者かに奪われてしまう。馬には、彼らの権威の象徴である国章が積まれていた。

*感想*
雲南の濾沽湖付近で、実際に行われている移動式法廷を題材に作られた映画です。
劉杰監督は『十七歳的単車』などを撮影してきたカメラマン出身の人で、これが初監督作品。

ポスターからはあまり雰囲気が伝わってきませんが、のんびりとした雲南の山岳地帯を舞台にした人情劇です。裁判は、壺ひとつをめぐる争いだったり、150元の賠償請求など、些細な案件ばかりでありながら、それを扱う裁判官たちの人間臭さや、裁判を通してみえる少数民族たちの風俗を、とても丁寧に描いています。ややもすると共産党賞賛になりがちなテーマですが、それを上手く避けて、心に訴える素晴らしい作品に仕上げています。

[2007.1.2]
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